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リショップナビの評判——同じ会社が、外壁塗装の一括見積もりサイトを4つ運営しています

「リショップナビ 評判」で出てくる記事は、たいてい口コミの寄せ集めです。このページは、その手前をやります——公式サイトに何が書いてあるかを突き合わせました。すると口コミより先に知っておくべきことが1つ出てきました。運営している株式会社じげんは、外壁塗装まわりで一括見積もりサイトを4つ持っています。つまり「別のサイトでも見積もりを取ろう」としたときに、同じ会社に申し込んでいる可能性があるということです。

※本ページはプロモーション(広告)を含みます。

このページの内容全22項目

先に開示します——うちは中立ではありません

このページを読む前に、知っておいていただきたいことがあります。

まず、リショップナビとは提携していません。当サイトはリショップナビの広告を載せていません。
載せているのはその競合にあたるサービス(Re:est・外壁塗装の窓口)の広告で、そこから申し込みがあると当サイトに広告収入が入ります。

このページは相手方の規約の条文を読む場所なので、当サイト側の条件も同じ細かさで出します。2社とも、申し込まれた時点では成立しません。当サイトの収入になるのは、そのあと話が一段進んだところです(いずれも申し込みから30日以内。当サイトが提携する広告配信元の管理画面で2026年9月14日に確認)。

  • Re:est——本見積書の確認が終わるか、現地の下見が実施されたところまで。電話での問い合わせは対象外で、見積書の金額が15万円以下だった場合も同じです
  • 外壁塗装の窓口——電話での確認を経て業者が紹介され、1社以上から見積もりを受け取るまで。築7年未満の家と、北海道・沖縄にお住まいの方からの申し込みは対象外です(使えないという意味ではなく、当サイトの収入にならないという意味です)

あとで出てくる条文と、並べて読んでください。——リショップナビの規約には、見積りを受けたときも契約したときも、運営のアンケートに虚偽なく答えるという施主側の義務が書かれています。ああいう条文が置かれるのは、紹介する側の区切りが申し込みより先にあるからだと読めます。当サイトの区切りも、上のとおり申し込みより先にあります。同じ構造の中にいる者が書いている、と承知のうえで読んでください。

つまり当サイトには「リショップナビを選ばれると得をしない」立場があります。言い換えると、当サイトはこの分野の広告を載せている側で、しかもこのページで扱っている会社の競合の広告を載せています。そのうえで書いています。

なぜ最初にこれを書くかというと、「リショップナビ 評判」の検索結果に並んでいる記事も、ほとんどが何らかの立場を持っているからです。絶賛している記事も、「デメリットもあります」と書いている記事も、たいていは紹介料を受け取る側です。それ自体は悪いことではありません。ただ、それを伏せたまま「中立です」と名乗るのは違うと思っています。

もう1つ、逆側の話もしておきます。「一括見積もりサイトは使うな」と書いている記事は、多くが塗装会社のサイトです。直接依頼してもらったほうが紹介料を払わずに済むので、こちらもまた立場があります。つまりこのテーマは、賛成側も反対側も利害を持っている——という前提で読んでください。この構造そのものは一括見積もりのデメリットのページに書きました。

ですからこのページでは、口コミの評価を並べません。やることは1つだけです。公式サイトに書いてあることを引いて、そこから何が言えるかを書きます。

もう1つ、監修者の立場です。当サイトの内容は塗料の専門商社で営業を担当していた者が監修しています。同じ運営会社が一括見積もりサイトを4つ持っているという話は、好き嫌いではなく「別のサイトで取り直しても、同じ加盟店に当たりうる」という仕組みの話です。仕組みで読むのは、商社で見積もりの流れを見ていた立場の癖でもあります。(運営者情報)

運営しているのは、東証プライムの上場企業です

まず素性から確かめます。

項目内容
社名株式会社じげん(ZIGExN Co., Ltd.)
株式公開東京証券取引所・プライム市場(証券コード3679)
設立2006年6月1日
所在地東京都港区虎ノ門3-4-8
代表者代表取締役 社長執行役員 CEO 平尾 丈
事業内容ライフサービスプラットフォーム事業
その他プライバシーマーク取得

上場企業だから安心、という話をしたいわけではありません。ですが「誰が運営しているか分からないサイト」とは、確かめられることの量が違います。決算資料も役員の名前も公開されていて、個人情報の扱いについても第三者の認証を受けています。

じげんは、リフォーム以外にも求人(アルバイトEX・転職EX)、賃貸(スモッカ)、中古車(中古車EX)、引越し、不動産売却など、「比較して申し込む」形のサイトを数十本運営しています。一括見積もりというビジネスの型を、いくつもの業界で回している会社だと考えると分かりやすいです。

この会社の性格を知っておくと、次の話がすっと入ります。

同じ会社が、外壁塗装のサイトを4つ運営しています

ここが、このページでいちばんお伝えしたいことです。

リショップナビの公式サイトのフッターに、じげんが運営するサービスの一覧が載っています。そこから外壁・外構に関係するものだけを抜き出すと、こうなります。

サービス名ドメイン公式が書いている紹介社数公式が書いている加盟数
リショップナビ
リフォーム全般
rehome-navi.com最大5社全国 約4,000社
リショップナビ外壁塗装
外壁・屋根塗装の専門
pronuri.com最大4社全国 500社
外壁塗装コンシェルジュ
外壁・屋根+相談窓口
gaiheki-concierge.com公式に社数の記載を確認できず同上
リショップナビ エクステリア
外構・エクステリア
gaikoumitsumori.biz同上同上

4つとも、フッターに「株式会社じげん」「© ZIGExN Co., Ltd.」と入っています。隠されているわけではありません。ただ、申し込む側からは見えにくい——それだけの話です。

なぜこれが大事かというと、相見積もりの取り方に関わるからです。

  • 「1つのサイトだけだと不安だから、別のサイトでも取ろう」——これは正しい考え方です
  • ですが、その2つの運営が同じだったら、期待した「別のルート」になっていない可能性があります

ここは慎重に書きます。運営会社が同じでも、加盟店のプールまで同じとは限りません。実際、公式の記載を見ると本体は「約4,000社」(リフォーム全般)、外壁塗装専門サイトは「500社」(塗装会社)で、数も性格も違います。当サイトは中の名簿を見られないので、「重なるかもしれない」以上のことは言いません。

そのかわり、確かめる方法があります。紹介された会社の名前を控えておいて、2つ目のサイトで紹介された会社と見比べるだけです。同じ会社が出てきたら、そのルートは重なっていたということになります。これは誰でもできる確認で、しかも1社目の見積書が手元にある状態でやると、比べる材料が増えます。

もっと確実なのは、運営会社が違うサービスと組み合わせることです。一括見積もりサービスの比較ページに、どこがどの会社の運営かを一覧にしています。「2社に見てもらう」の2社を、別々の運営元から取るのがいちばん幅が出ます。

2026年9月12日に、この節の中身をもう一度確かめました。4つのサイト(rehome-navi.com/pronuri.com/gaiheki-concierge.com/gaikoumitsumori.biz)のどれにも「株式会社じげん」「ZIGExN」の表記があり、運営元は変わっていません。社数の記載も同じで、リショップナビ本体は「加盟リフォーム会社 全国 約4,000社」「最大5社ご紹介」、リショップナビ外壁塗装(pronuri.com)は「全国500社」「最大4社までご紹介」でした。このページはこの数字を前提に書いているので、数字が動いたら書き直します。(本体サイトの「見積もり件数No.1」の但し書きは「※2021年2月リフォーム産業新聞より」、利用者数は「累計70万人以上」の表記のままです)

外壁塗装なら、どのサイトから入るか

じげんの中でも、入口によって紹介される会社の母集団が変わります。公式の記載を並べます。

リショップナビ(本体)リショップナビ外壁塗装
加盟の性格リフォーム全般の会社 約4,000社塗装会社 全国500社
紹介社数最大5社最大4社
公式が書いている審査「独自の審査をした上で登録」「加盟会社の審査には多くの時間をかけており、事前に担当者相談員が必ずお話をさせていただいております」
ほかに書かれていること利用者数累計70万人以上現地調査の日程調整を代行

どちらが良いという話ではありません。使い分けはこうなります。

  • 外壁塗装(と屋根)だけを頼みたい——塗装専門の500社から選ばれるほうが、話が早いことが多いはずです。リフォーム全般の会社が混ざらないぶん、見積書の書き方も塗装のそれになります
  • 外壁と一緒に、水回りや内装も考えている——本体のほうです。まとめて頼めば足場や諸経費が一度で済む場合があります
  • カーポートやフェンスなど外構も——エクステリアのサイトが別に用意されています

「4,000社のほうが多いから良い」ではありません。4,000社はリフォーム全般の数字で、その中に塗装をやる会社が何社いるかは公開されていません。数字は、性格の違いを読むために使ってください。

ちなみに塗装を含むリフォームの費用感として、リショップナビ公式は「外壁・外壁塗装 中心価格帯 50万円〜150万円」「屋根・屋根塗装 〜100万円」と表示しています。当サイトが実勢調査から置いている外壁塗装の相場とも大きくは離れていません。

申し込むと、最初に来るのは業者ではありません

ここを知らずに申し込むと、いちばん驚きます。公式FAQの説明を、そのまま引きます。

まずは、リショップナビのカスタマーサポートからお電話でご連絡をさせていただきます。リフォームの詳細希望をご確認後、ご希望にぴったりのリフォーム会社を最大5社ご紹介致します。ご紹介後、リフォーム会社よりご連絡が入りますので、直接やり取りを進めていただく流れとなります。(リショップナビ公式FAQ)

つまり電話は2段階です。

  1. 運営事務局からの1本目——希望の内容を聞き取る電話。ここで会社が選ばれます
  2. 紹介された各社からの電話——最大5社なら、最大5本

いちばん大事なのは、1本目です。公式は「他にご希望がございましたら、見積もり依頼後、リショップナビ運営事務局からのご連絡時に、ご相談ください」と書いています。つまり、この電話が唯一「条件を伝えられる場」です。

伝えておくと効くことを挙げます。

伝えること効果
紹介してほしい社数公式FAQは「ご希望の社数がございましたら、カスタマーサポートへお伝えください」と明記。5社も要らないなら2〜3社と言えます
連絡手段「基本的にはお電話ですが、メールやSMSでも承っております」(公式FAQ)。日中出られないなら先に言う
工事の希望時期急ぎか、来年でもいいか。会社側の段取りが変わります
外壁だけか、屋根も付帯部もかここが揃っていないと、各社の見積書が比べられなくなります

4つ目が特に効きます。各社に違う条件で出させると、金額を並べても意味がありません。同じ条件で出してもらう——それが相見積もりの前提です。何を揃えるかは相見積もりの取り方のページにまとめました。

「厳選」「独自の審査」は、どこまで公開されているか

一括見積もりサイトは、どこも「優良業者を厳選」と書きます。問題は、その基準がどこまで公開されているかです。

リショップナビ公式が書いているのは、次のところまででした。

リショップナビに加盟しているリフォーム会社は、弊社で独自の審査をした上で登録しており、リフォームでの実績のある会社で構成されています。(公式FAQ)
お住まいの地域に近く・ご希望のリフォーム箇所に対応が可能という基準を元に会社をご紹介しています。(公式FAQ)

正直に読むと、こうなります。

  • 加盟の審査基準そのもの(何年以上の実績、許可の有無、財務など)は公開されていません
  • 紹介するときの基準は公開されていて、「地域が近い」「対応できる箇所」の2つです

ここは大事なので、はっきり書きます。「厳選された5社」と聞くと「実力上位5社が選ばれた」ように感じますが、公式が説明している紹介の基準は「近さ」と「対応可否」です。ランキングではありません。

これは批判ではなく、仕組みの話です。全国4,000社の中から「あなたの家に最も適した5社」を機械的に選ぶことは、そもそも誰にもできません。できるのは、条件に合う会社を渡すところまで。選ぶのは施主です。公式もそう書いています。

リショップナビの基準に基づいて加盟しているリフォーム会社をご紹介いたしておりますが、契約に関してはお客様のご判断のもと行っていただいておりますので、慎重に比較・検討をご判断いただければと存じます。(公式FAQ)

この一文は、実は誠実です。「うちが選んだから安心」と言い切っていません。裏を返せば、渡された5社をそのまま信用してはいけないということでもあります。会社の見分け方は、結局こちらの仕事として残ります——その具体的な見方は業者選びのページにまとめています。

「見積もり件数No.1」の但し書きには日付があります

リショップナビの公式サイトには、ページの上のほうに「見積もり件数 ※No.1」と大きく出ています。その「※」の中身も、同じ画面に書かれています。

※2021年2月リフォーム産業新聞「リフォームマッチングサイトアンケート調査」より(リショップナビ公式サイト)

これは責める話ではありません。業界紙の調査を根拠にした表示で、根拠が明示されているだけ誠実な部類です。ですが、施主として読むときには2つ気をつけてください。

  • 調査は2021年2月のものです。この記事を書いている時点で5年以上前。当時の順位が今も同じとは限りません
  • 「見積もり件数」の順位であって、満足度や仕上がりの順位ではありません。件数が多い=多くの人が申し込んでいる、という意味です

これは、一括見積もりサイト全般に言える読み方です。「No.1」「最大級」「実績◯万件」といった数字は、必ず「いつの、何の数字か」を見てください。但し書きは小さく書かれていますが、ちゃんと書かれています。書いていないサイトのほうが、むしろ気になります。

ついでに、公式が出しているほかの数字も並べておきます。いずれも公式サイトの表示です。

数字公式の表示
利用者数累計70万人以上
加盟リフォーム会社全国約4,000社
リフォーム事例11,000件以上の事例から探せる
受付時間朝10時〜夜9時(0120-447-604)

数字そのものより、「事例が11,000件公開されている」ことのほうが実用的です。申し込む前に、自分の家に近い事例を読んでおくと、電話で希望を伝えるときの言葉が出てきます。

安心保証は、自動では付きません

リショップナビには「リショップナビ安心保証」という独自の制度があります。これは他社にはあまりない仕組みなので、内容を正確に押さえておく価値があります。

何を保証するか。公式によると、契約したリフォーム会社が倒産した場合の、①前払金等の返還 ②工事を引き継ぐ代替会社の紹介です。保証料はリショップナビが負担するので、利用者は無料。

ここまでは、どの記事にも書いてあります。問題は条件のほうです。

項目公式の記載
保証の上限契約済みの工事請負金額の30%、または600万円(税込み)の低い額
申し込みの期限工事請負契約の締結後14日以内に、保証利用の申込みが行われた工事であること
申し込みの方法リフォーム会社ご紹介後にメール記載の保証申込みフォームから
倒産時の連絡期限事実が発覚してから14日以内にリショップナビに連絡
対象紹介された会社と成約し、保証申込みをしたお客様(2022年3月1日以降の申込)
必要な書類工事請負契約書、見積書、前払金についての領収書など

読み取れることが3つあります。

  1. 自動では付きません。「保証申込みをしたお客様が対象」と明記されています。契約したら、メールを探して、14日以内に自分で申し込む——この手順を踏まないと、保証は存在しないのと同じです
  2. 上限は「30%」のほうで効きます。600万円という数字が目立ちますが、低いほうが上限です。100万円の外壁塗装なら30万円、150万円なら45万円。600万円が効いてくるのは工事が2,000万円を超えてからで、戸建ての塗り替えではまず届きません
  3. 領収書が要ります。前払金を現金で渡して領収書をもらっていない、という状態だと確認できません。お金のやりとりは必ず書面に残してください

この保証は「工事の出来が悪かった」ときのものではありません。対象は法的倒産による債務不履行・契約違反です。仕上がりへの不満や施工不良は、この制度ではなく施工した会社の保証や、相談機関の話になります。塗装の保証の考え方は保証のページに、トラブルの相談先はトラブルのページに書いています。

それでも、この制度は評価できます。リフォーム会社の倒産は実際に起きることで、前払金を払った直後に潰れるのがいちばん怖いパターンです。そこに手当てがあること自体は、他社と比べたときの差になります。ただし「あるから安心」ではなく「申し込んで初めて効く」——そこだけ間違えないでください。

お祝い金があるのは、4つのうち1つです

「リショップナビ お祝い金」で検索されることがあります。ここは正確に書きます。

リショップナビ本体(rehome-navi.com)の公式トップページとよくある質問には、お祝い金やキャッシュバックの案内を確認できませんでした。見つかったのは外壁塗装コンシェルジュ(gaiheki-concierge.com)のほうで、「リフォームお祝い金キャンペーン」という名前で公開されています。

金額は、契約金額で段階になっています。公式の表をそのまま引きます(2022年10月12日以降に申し込んだ場合)。

ご成約金額(税込)プレゼント金額
50万円未満1,000円
50〜200万円未満3,000円
200〜500万円未満5,000円
500〜1,000万円未満10,000円
1,000万円以上30,000円

戸建ての外壁塗装は、たいてい50〜200万円の帯に入ります。つまり3,000円です。「お祝い金がもらえる」と聞いて想像する額とは、たぶん違います。数万円戻ってくる話ではありません。

そしてもう1つ。公式ページには、以前の金額表も残されています。2022年3月31日までに申し込んだ人向けの表では、100〜200万円未満の契約で10,000円でした。同じ帯で、10,000円から3,000円に下がっています。これは公式が自分で並べて公開している事実です。キャンペーンの金額は変わる——という前提で見てください。

もらうための条件も、はっきり書かれています。

条件公式の記載
対象外壁塗装コンシェルジュで紹介された塗装業者と契約した方
期限工事完了後90日以内に成約報告
やることアンケートへの回答+メールでの申請(氏名・ふりがな・住所・連絡先・成約会社名・工事内容・工事金額)
対象外火災・地震保険の診断のみの契約/同じ案件の完了報告を他のサイトで行った場合
理由公式は「実際の体験談をアンケートとして回答していただく代わりに、お礼としてキャッシュバックを行っています」と説明。回答は「お客様の声」として公開される

そして、ここでもう1つはっきりすることがあります。この申請の送り先メールアドレスは、公式ページに「[email protected]」と書かれています。外壁塗装コンシェルジュのキャンペーンなのに、宛先はリショップナビのドメインです。公式の文中にも「外壁塗装コンシェルジュ/リショップナビ事務局」と並記されています。4つのサイトが同じ運営だという話が、ここでも裏づけられます。

「他のサイトで完了報告をすると対象外になる可能性がある」という条件は、実務的に効きます。複数の一括見積もりサイトを使った場合、お祝い金は1か所でしか受け取れないと考えておいてください。もっとも3,000円のために業者選びを歪めるのは本末転倒です。お祝い金は、決め手にする金額ではありません。

なぜ無料で使えるのか

一括見積もりサイトは、施主側は無料です。では、誰がお金を払っているのか。

加盟している会社です。紹介を受けた会社が、紹介料や手数料をサイト側に払う——これが基本の形です。だから「リショップナビ 加盟店 費用」「手数料」といったキーワードで検索されているのは、ほとんどが施主ではなく業者側です。

この構造から、施主として読み取れることが2つあります。

  1. 紹介される会社は、その費用を払える会社です。払えない小さな会社、あるいは払う必要がないほど紹介で回っている会社は、そこにいません。「その地域のすべての塗装会社から選んでいる」わけではないということです
  2. その費用は、どこかで工事の金額に乗ります。直接乗せているかは会社によりますが、コストであることは確かです。だからといって一括見積もりが高くなるとは限りません——複数社が競る効果のほうが大きい場合もあるからです

だから、こういう使い方になります。一括見積もりサイトは「候補を集める道具」として使い、そこに近所の1社を自分で足す。地元で長くやっている会社をGoogleマップで探して、1社だけ直接声をかけるだけで、比較の性格が変わります。紹介ルートの会社と、そうでない会社が並びます。

この構造の全体像、賛成側と反対側それぞれの立場については一括見積もりのデメリットのページに、自分で会社を探すときの見方はどこに頼むかのページにまとめました。

紹介はどう決まるか——加盟会社向けのページに書いてあること

リショップナビの加盟会社募集ページは、リフォーム会社に向けてこう案内しています。会社が希望する「エリア」「施工箇所」「紹介数」を先に聞き、その案件を必要な分だけ自動で紹介する。

裏返すと、施主に紹介されるのは「この地域の、この工事なら受けたい」と登録していて、希望の紹介数にまだ空きがある会社です。紹介の入口は、まず地域と工事の種類と件数です。だから紹介された会社も、自分で探した会社と同じ物差しで見ることになります——その見方は業者を自分で調べる4つの方法にまとめました。

紹介料はいくらか——公開されているのは「仕組み」まで

施主が払う額は0円です。加盟会社が払う金額は、施主向けのページにも加盟会社募集ページにも載っていません(2026年9月11日に確認)。

金額が分からない以上、「紹介料の分だけ高い」とも「変わらない」とも言えません。施主にできるのは、見積もりを総額ではなく内訳で比べることです。同じ範囲・同じ工程で並べれば、紹介ルートの会社と近所の会社の差は、どの項目に出ているかで見えてきます。

申し込んだあと何が起きるか——利用規約に書いてあること

ここまでは、公式サイトとよくある質問から書きました。もうひとつ、誰でも読めるのに、申し込む前に開く人がまずいない資料があります。「リフォーム・新築関連サービス共通利用規約」です。申し込んだ時点で、この内容に同意したことになります。原文のまま引きます(制定2013年5月28日/最終改定2023年7月25日)。

「厳選」の節に、条文のほうから答えが出ています

上の「厳選」「独自の審査」は、どこまで公開されているかで、「加盟の審査基準は公開されていない」と書きました。規約には、そこから一歩踏み込んだ文があります。

第4条3項「当社は、本サイトに掲載されるサービス提供会社の実在性、資力、業務遂行能力、管理体制その他の事項につき、何ら保証するものではありません。」

「独自の審査をした上で登録」と、「実在性・資力・業務遂行能力・管理体制を保証しない」が、同じ会社の文書に並んでいます。これは矛盾ではありません。入口で見ることと、工事の結果を引き受けることは別だからです。ただし読む側は、この2つを混ぜないでください。「厳選された会社だから大丈夫」は、規約のどこにも書かれていません。会社を見分ける仕事は、こちらに残ります(業者を自分で調べる4つの方法)。

責任の上限も、額まで書かれています。

第6条4項「…なお、当社の責任は、当該ユーザーに関して当社がサービス提供会社から受領する手数料その他の金額の総額を上限とします。」

工事の金額ではなく、そのサービスがあなたの1件で受け取る手数料の額が上限です。紹介サイトは工事の結果を引き受ける場所ではない——それがいちばんはっきり出ている一文です。

申し込んだあと、アンケートに答える義務があります

第5条(ユーザーの義務)「ユーザーは、本サービスの提供(本サービスを通じてサービス提供会社等から見積りの提供を受けた場合、サービス提供会社等と契約締結をした場合を含みます。)を受けた場合で、当社がユーザーに対して状況確認およびアンケートを行なった場合、虚偽なく誠実に回答するものとします。」

見積もりをもらったあと、契約したあとに「どうなりましたか」と聞かれることがある、という条文です。理由は無料の仕組みと同じで、紹介の対価が成約と結びついているからです。——そして、この裏返しが次の禁止事項になります。

「サイトを通さず直接契約しませんか」は、禁止事項です

第3条1項(10)「本サービスを利用して知り得たサービス提供会社との当社を排除した形での取引行為」(=ユーザーが行ってはならない行為として列挙)

紹介された会社から「リショップナビを通さないぶん、安くします」と持ちかけられる形が、これにあたります。断ってください。値引きの話に見えますが、その会社が自分の結んだ契約を守らない相手だと、あなたの目の前で証明している場面です。工事の契約書や保証書を守る相手かどうかの材料としては、これ以上なく分かりやすいものになります。

「4つのサイト」の節に、条文から補足があります

上の同じ会社が、外壁塗装のサイトを4つ運営していますで、当サイトは「加盟店のプールまで同じとは限らない/重なるかもしれない以上のことは言いません」と書きました。規約の第1条は、そこに1つだけ事実を足してくれます。

第1条1項「…「リショップナビ」、「リショップナビ エクステリア」、「リショップナビ外壁塗装」、「外壁塗装コンシェルジュ」、新築および中古物件関連サービスとして提供する「リショップナビ新築」その他のウェブサイト…上の新築・リフォーム導入支援サービス…に共通して適用されます。なお、当社は、本サービスに含まれる各サービス間においては、サービス向上の目的において、相互に情報連携させることができます。」

「加盟店の名簿が同じ」とは書かれていません。書かれているのは「サービス間で情報を連携させることができる」ということです。それでも、別々のサイトから申し込んだつもりでも、運営側では同じ一連の情報として扱われうると読めます。だから「別のルートで相見積もりを取る」目的なら、運営会社の違うサービスを選んでください(どこがどの会社の運営かの一覧)。

個人情報が渡る先は、加盟店だけではありません

「4.個人情報の第三者提供についての詳細」
①本サービス加盟店=「ユーザーからのリフォームに関するご依頼やご相談への対応、およびそれに付随する各種サービス(現地調査、見積作成、工事契約、施工、アフターサービス等)を提供するため」
②紹介元会社=「ユーザーが、当社と提携関係にある会社からの紹介により本サービスを利用した場合、当該会社に成果報告等を行うため」

②の「紹介元会社」は、当サイトのように広告を掲載しているサイトのことです。ここは、うちの立場をはっきり書いておきます。当サイト経由で申し込まれた場合に当サイトへ届くのは「成果が発生した」という記録だけで、どなたが申し込んだのかは当サイトには分かりません(氏名・住所・電話番号は届きません)。それでも「成果報告等を行うため」という取り扱いが規約に明記されていることは、申し込む前に知っておいてよい事実だと思います。

いちばん知られていないのは「工事代金受領代行業務に関する特約」です

共通規約とは別に、工事代金の支払い先が変わる特約が置かれています。

第1条「…当社がクライアント(=紹介を受けた施工業者)の依頼を受け、クライアントに代わりユーザーから工事代金を受領し、これをクライアントへ送金する代金受領代行業務…に適用されます。」
第2条2項「当社は受領代行を行う場合であっても、ユーザーとクライアント…との間で締結される工事契約その他一切の取引について、当事者、代理人、仲介者または媒介者のいずれにも該当せず、これらの取引の成立、履行、内容または結果に関して一切の責任を負いません。」
第3条3項「ユーザーの責めに帰すべき事由により、当社、クライアントに損害が発生した場合、当社は合理的に算定した当該損害額を、受領済みの工事代金から相殺することができるものとします。」
同4項「…当社が工事代金を受領し、これをクライアントに送金した後に返金事由が発生した場合、その対応はユーザーとクライアント間で(協議するものとします)」

読み方は2つです。

①支払い先が塗装会社ではなくなる場合があります。その案内が来たら、誰に・いつ・どの口座へ払うのかを、書面で残してください。振込先が途中で変わる形は、本物でも偽物でも同じ見た目になります——工事代金の振込先変更を装った詐欺と区別できるのは、契約書と、正規の窓口に自分からかけ直した電話だけです。届いたメールの番号にかけ直さないでください。

②返してもらえる期間に区切りがあります。条文は「送金した後に返金事由が発生した場合、その対応はユーザーとクライアント間で」としています。つまりお金が塗装会社へ渡ったあとは、いつもの二者の話に戻ります。この特約が適用される申し込みかどうかは、案内が来た時点で確かめるのがいちばん確実です。

※引用はリショップナビ(株式会社じげん)の公開資料の原文です=「リフォーム・新築関連サービス共通利用規約」(制定2013年5月28日/最終改定2023年7月25日)、「個人情報の取り扱いについて」(最終改定2025年12月3日)、「工事代金受領代行業務に関する特約」。2026年9月13日に確認しました。条文は改定されます。申し込む前に、そのときの原文をご確認ください。

加盟会社募集ページに書いてあること——4つのサイトの窓口は、1つでした

ここまでは、施主に向けて書かれたページと利用規約を読んできました。同じ会社が、塗装会社に向けて書いているページも公開されています。誰でも読めますが、申し込む前に開く人はまずいません。そこにしか書かれていないことを、原文のまま並べます(2026年9月14日に確認。ページは「リショップナビ加盟会社募集!」= https://rehome-navi.com/shops/contacts/new )。

1. このページで、いちばん大事な1行

「リショップナビ外壁塗装・外壁塗装コンシェルジュ・リショップナビエクステリアについてのお問い合わせもこちらのページでお受けしております。」(加盟会社募集ページ)

このページの前半で、同じ会社が外壁塗装まわりのサイトを4つ運営していることを書きました。——その4つの加盟の窓口が、1つにまとまっていると運営側が書いています。「別のサイトでもう1社取ろう」と考えたときに効いてくるのは、この一行です。入口のサイトが違っても、加盟の受付が同じなら、出てくる会社の母集団は重なりえます。相見積もりの2社目は、運営会社の違うところから取ってください。

2. 紹介される会社は、会社側の設定で決まります

「リショップナビでは、リフォーム会社さまご希望の「エリア」「施工箇所」「紹介数」を事前にお伺いし、自動的にご希望の案件を必要な分だけご紹介いたします。」(同)

読み取れることは1つです。紹介されるのは「その条件を登録している会社」であって、その地域で施工している全社ではありません。地元に良い会社があっても、登録していなければ出てきません。一括見積もりだけで会社探しを終わらせないほうがよい理由が、ここに書かれています(自分で1社を探す方法)。

3. 最初の電話が何のためにあるか、業者向けの説明のほうが具体的です

「お問い合わせがあったリフォーム検討者に、リショップナビカスタマーサポートがお電話でヒアリングをしています。実名やご住所、リフォーム内容を確保した状態でご紹介するので、リフォーム検討確度の高いお客様とだけ、効率的に商談をして頂けます。」(同)

施主向けのページでは「ヒアリング」と書かれている工程が、業者向けには「実名やご住所……を確保した状態で紹介する」と説明されています。どちらも同じ電話のことです。——これは隠されているわけではなく、読む相手が違うだけですが、最初の電話が何のためにあるかは、こちらを読むほうが早く分かります。だから当サイトは「電話に出られる時間に申し込んでください」と繰り返しています。

4. 審査は「お申し込みより前」にあります

利用開始までの流れは4段階で、STEP1が「審査」、STEP2が「加盟のお申込み」——つまり申し込む前に審査がある順番です。所要は「およそ3〜5日間」、注記は「ご加盟には審査がございます。詳しくはお問い合わせください。」とあります。審査があること自体は書かれていますが、基準の中身は、このページには書かれていません。

5. 塗装会社が払う金額は、このページにもありませんでした

当サイトは語を数えて確かめました。——このページに「手数料」「課金」「月額」「初期」の語は0件、金額を示す「円」も0件です(2026年9月14日)。載っているのは見積もり依頼件数12,000件/月・サイト利用者数月間120万人・累計加盟店数4,000社以上という集客側の数字と、資料請求のフォームまででした。

これは「隠している」という話ではありません。加盟の条件は会社どうしの取引条件なので、公開する義務はありません。ただし事実として、施主の側からは手数料がいくら乗っているかを検算できません。だから当サイトは「紹介料の分だけ高い」とも「変わらない」とも書けません。——できるのは、同じ範囲でそろえた見積書を並べることだけです。

口コミの読み方——出どころは3つしかありません

このページには、利用者の体験談を載せていません。理由は単純で、当サイトは利用者にアンケートを取っていないからです。持っていないものを載せることはできません。

そのかわり、口コミの読み方を書きます。「リショップナビ 評判」で出てくる口コミは、出どころが3つしかありません。どこから来た声かが分かると、読み方が変わります。

出どころどうやって集まったか読むときの注意
① 公式サイトの「お客様の声」キャッシュバックのアンケートに答えた人の声集め方が公開されているぶん、性格が分かる。ただしお礼を受け取った人の声です
② アフィリエイト記事の体験談記事の書き手が集めた、あるいは書いたもの第三者が検証できません。紹介料を受け取る立場で書かれています(このページも同じ立場です)
③ 知恵袋・SNS・掲示板本人が自分から書いたもの強い感情が動いたときだけ書かれます。不満は書かれ、普通に終わった工事は書かれません

①について、はっきり書きます。外壁塗装コンシェルジュの公式ページには、キャッシュバックをやっている理由がこう書かれています。

このサポート品質をさらに向上させていただくため、実際の体験談をアンケートとして回答していただく代わりに、お礼としてキャッシュバックを行っています。(中略)アンケートにお答えいただいた内容をホームページに見れる形で掲載をさせていただき「お客様の声」として公開させていただいています。(外壁塗装コンシェルジュ公式)

これは、隠さず書いてあるので誠実です。ですが読む側としては、「お礼を受け取ってから書かれた声」だと知って読むのと、知らずに読むのとでは違います。だから公開の仕方そのものは評価できても、その声を「中立な評判」として受け取ってはいけません。

②については、当サイトも同じ立場です。だからこのページの冒頭で開示しました。「実際に使ってみました」と書いてある記事を見たら、誰が、いつ、どの工事で使ったのかを探してみてください。それが書かれていない体験談は、確かめようがありません。

③は、数の偏りを頭に入れて読んでください。工事がふつうに終わった人は、わざわざ書き込みません。ネット上の声は、悪い側に寄ります——これはどのサービスでも同じです。

では、何を見ればいいのか

口コミの代わりに見られるものが、3つあります。どれも自分で確かめられます。

  1. 公式に書いてあること。このページでやったのがそれです。紹介の基準、保証の条件、電話の来方——書いてあることは、後から「聞いていない」と言えます
  2. 会社としての素性。上場しているか、所在地や代表者が公開されているか、個人情報の認証を受けているか。これは検索すれば5分で分かります
  3. 自分が受けた対応。これがいちばん確かです。1本目の電話の丁寧さ、紹介された会社の連絡の早さ、現地調査での説明。他人の口コミ100件より、自分が受けた対応1回のほうが、あなたの家にとっては正確です

そして3つ目は、申し込まないと手に入りません。断るのは無料で、理由も要りません。「見積もりを取ってみて、合わなければやめる」——それができるのが、この種のサービスの唯一かつ最大の利点です。

ひとつだけ、口コミで本当に見る価値があるものがあります。紹介された「塗装会社」個別の評判です。サービスの評判より、実際に工事をする会社の評判のほうが、仕上がりに直結します。会社名が分かったら、Googleマップの口コミと、会社の施工事例を見てください。見方は口コミの読み方のページにまとめました。

「最悪」と検索される理由——電話は、来ます

「リショップナビ 最悪」「リショップナビ 怪しい」という検索が実際にあります。中身を分解すると、多くは次の3つに収まります。

不満の中身公式の記載読み方
電話がかかってくる「まずは、リショップナビのカスタマーサポートからお電話でご連絡をさせていただきます」仕組み上そうなります。隠されていません
知らない番号から何度も着信がある「リフォーム会社担当者の携帯電話から連絡をさせていただくケースもございます。ご紹介からしばらくの期間は、知らない番号からの着信にもご対応いただけますと幸いです」公式が先に断っています。最大5社なら、そのぶん増えます
電話番号を入れないと申し込めない「お見積もりフォームでは必須でのご入力をお願いしております」電話でも依頼を受け付けています(0120-447-604)

つまり「悪意で電話をかけてくる」のではなく、「電話で条件を聞いて会社を選ぶ」という設計です。フォームだけで完結するサービスではありません。そこが合うかどうかが、満足と不満の分かれ目になっています。

電話が苦手な方への現実的な対処を書きます。

  • 申し込む時間帯を選ぶ。受付は朝10時〜夜9時と公表されています。かかってきてもいい時間の直前に申し込む
  • 1本目で「メールでお願いします」と伝える。公式がメール・SMSでも可と書いています
  • 社数を絞る。5社を2社にすれば、単純に着信が減ります
  • 断るときは、はっきり断る。次の章に書きます

強引な営業を受けたときの窓口も公表されています。公式FAQは「万が一、不快な思いをされた場合は、カスタマーサポート(0120-447-604)までご連絡ください」としています。加盟店に直接言いにくいことは、紹介元に言えます——これは一括見積もりサイトを通す数少ない実益の1つです。

現地調査は必須です

公式FAQに、はっきり書かれています。

見積もりに必要な物はありますか?──現地調査が必須となります。同じリフォーム箇所でも、お住まいのご状況によって施工内容やリフォーム費用が異なるため、現地調査をした上で、正確なお見積もりをされることをおすすめしております。(公式FAQ)

これは、このサービスに限った話ではありません。外壁塗装は面積・傷み方・足場の掛けやすさで金額が動くので、現地を見ずに出した金額は、後で必ず動きます。

逆に言えば、「見に行かなくても金額を出せます」と言う会社があったら、そちらを疑ってください。現地調査で何を見てもらうか、施主として何を確認するかは現地調査のページにまとめました。複数社に来てもらうときは、同じ日にまとめないほうが、それぞれの話を落ち着いて聞けます。

個人情報は、どこまで渡るか

一括見積もりで、いちばん気になるところだと思います。公式の説明はこうです。

リショップナビよりご紹介させていただくリフォーム会社のみにお客様の情報を送信させていただきます。(公式FAQ)

「紹介した会社にだけ渡す」という書き方です。運営のじげんはプライバシーマークを取得しています。

そのうえで、施主側でできる管理を書きます。

  • 紹介社数を必要な数に絞る。5社に頼めば、5社があなたの住所と電話番号を持ちます。2社で足りるなら2社です
  • 断ったあとの扱いを聞いておく。気になるなら、断るときに「情報は破棄してください」と伝えて構いません
  • 営業電話が続くなら、紹介元に言う。加盟店に直接言いにくいことは、カスタマーサポートに言えます

ここも公平に書きます。「一括見積もりは個人情報がばらまかれる」という言い方をよく見ますが、塗装会社に直接1社ずつ相談しても、その会社には同じ情報が渡ります。違うのは渡る会社の数だけです。だから社数を自分で決められることのほうが、実は重要です。

断り方——理由を説明する義務はありません

公式FAQは、断り方についてこう書いています。

お見積もりをもらった後、断りたいのですがどうすればよいですか?──業者へ、その旨お伝えいただいて大丈夫です。もし差し支えなければその際に、今回リフォームに至らなかった理由などを簡単にお聞かせ頂ければ幸いです。(公式FAQ)

「差し支えなければ」と書かれているとおり、理由を言う義務はありません。「他社に決めました」「今回は見送ります」——それで終わりです。

ただ、ひとこと理由を添えたほうが、話が早く終わることも事実です。「金額」「日程」「担当者との相性」——どれでも構いません。相手も次の現場に動けます。

そして、断るのは早いほうがいいです。放置すると、相手は「まだ検討中」と考えて連絡を続けます。断りの連絡は、あなたのためでもあります。言いにくいときの具体的な文面は断り方のページに用意しました。

それでも連絡が止まらない場合は、紹介元のカスタマーサポート(0120-447-604)に伝えるという手が残っています。紹介した側には、加盟店を管理する立場があります。

助成金を使うなら、紹介の前に伝えてください

ここは、一括見積もりの記事でまず書かれていない話です。ですが数万円から十数万円が変わるので、該当する方には大きい話になります。

外壁塗装に使える市の助成金には、業者の条件が付いていることがあります。当サイトで各市の公式情報を調べたところ、こういう書き方をしている市がありました。

  • 「市内に本社を有する法人、または市内に住民票のある個人事業者」
  • 「市内に本社がある業者に頼むこと」
  • 「市内業者限定」

ここで問題が起きます。一括見積もりの紹介は「お住まいの地域に近く」が基準です(公式FAQ)。「近く」は「市内」ではありません。隣の市の会社が紹介されることは普通にあります。その会社と契約すると、市の助成金が使えなくなることがある——という順序です。

だから、手順はこうなります。

  1. 先に、自分の市に制度があるかを調べる。「◯◯市 住宅リフォーム 補助金」で市の公式サイトを見ます。当サイトの助成金ページでも、市ごとに条件をまとめています
  2. 制度があって、業者の条件が付いていたら、その条件を控える。「市内に本社があること」「市の登録業者であること」など、書き方は市によって違います
  3. 運営事務局からの1本目の電話で、それを伝える。「◯◯市の助成金を使いたいので、市内に本社がある会社を紹介してください」。これで母集団が絞られます
  4. 見積もりをもらったら、申請の期限を確認する。多くの市は着工前の申請が条件です。契約してから気づくと間に合いません

すべての市に制度があるわけではありません。名古屋市のように、公式FAQで「外壁の塗り替えなど、住宅の性能維持に関する一般的なリフォームや修繕を補助する制度はありません」と明言している市もあります。「ないと分かる」のも収穫です——期待して探し続ける時間が減ります。

もう1つ。助成金の有無は、業者選びの決め手にはしないでください。10万円の助成金のために、合わない会社と契約するのは順序が逆です。条件を満たす会社の中に良い会社がいれば使う、いなければ使わない——その順番で考えてください。地域ごとの制度の探し方は助成金の調べ方のページにまとめました。

向いている人・向いていない人

ここまでの内容を、判断の形にまとめます。

内容
向いている市の助成金を使いたい(1本目の電話で「市内本社の会社を」と言える)/電話で条件を伝えるのが苦にならない/近所にどんな塗装会社があるか分からない/倒産の備えを重視したい(安心保証。ただし自分で申し込む)/外壁と一緒に水回りなども考えている(本体のほう)
向いていない電話を絶対に受けたくない(フォームだけで完結する設計ではありません)/会社を自分で指名したい(紹介の基準は「地域の近さ」と「対応可否」)/すでに2社から見積もりが出ている(増やすより、比べるほうが先です)

3つ目について、少し書きます。すでに手元に見積書が2枚あるなら、3枚目を増やすより、その2枚を読み比べるほうが得るものが大きいです。同じ家に対して2社が違うことを書いていたら、その差が質問になります。見積書の読み方は内訳のページに、金額が妥当かどうかの見方は100万円は妥当かのページに書きました。

他のサービスと組み合わせるなら

相見積もりの相手は、運営会社が違うところから取るのが基本です。理由はこのページの前半に書いたとおりで、同じ運営のサイトを2つ使っても、母集団が重なる可能性があるからです。

外壁塗装で使える一括見積もりサービスは、運営会社がそれぞれ違います。

サービス運営性格
リショップナビ(本ページ)株式会社じげんリフォーム全般。倒産時の独自保証あり
ハピすむ株式会社エス・エム・エスコンシェルジュが会社を選ぶ形
ホームプロホームプロ株式会社匿名で相談できるのが特徴
プロタイムズアステックペイント会社ではなくブランド。施工は加盟店
ヌリカエ株式会社Re:Fact外壁塗装に特化

使い方の順番としては、こうなります。

  1. 1つ目で2〜3社に来てもらう。見積書が手に入り、自分の家の条件が分かります
  2. その内容を持って、運営の違う2つ目を使う。「同じ条件で出してください」と言えるので、比べやすくなります
  3. 紹介された会社の名前を控えておく。重なっていたら、ルートが同じだったということです

ここまでやれば、相見積もりとして十分です。4社も5社も呼ぶ必要はありません。サービスごとの違いは比較ページにまとめてあります。

参考にした情報

最終確認日:2026年9月11日。参考:リショップナビ公式サイト https://rehome-navi.com/ (トップページ/よくある質問/リショップナビ安心保証)/加盟会社募集ページ https://rehome-navi.com/shops/contacts/new (2026年9月14日確認=4サイトの加盟窓口が同一である旨/「エリア」「施工箇所」「紹介数」を事前に伺う旨/「実名やご住所、リフォーム内容を確保した状態でご紹介する」/STEP1審査・STEP2加盟のお申込み・およそ3〜5日間/見積もり依頼件数12,000件/月・月間120万人・累計加盟店数4,000社以上。手数料・課金・月額・初期・円の語はいずれも0件)、リショップナビ外壁塗装(pronuri.com)公式サイト、外壁塗装コンシェルジュ(gaiheki-concierge.com)公式サイト、リショップナビ エクステリア(gaikoumitsumori.biz)、株式会社じげん「会社概要・アクセス」、外壁塗装コンシェルジュ「リフォームお祝い金キャンペーン」(更新2022年10月18日)。加盟社数・紹介社数・保証の条件は、運営側の判断で変わることがあります。申し込む前に必ず公式サイトの最新の記載をご確認ください。当サイトは各サービスの内部データを見られる立場にはなく、ここに書いたのは公開されている情報を突き合わせた結果です。

よくある質問

リショップナビは「最悪」と検索されていますが、危ないサービスですか?

運営は東京証券取引所プライム市場に上場している株式会社じげん(証券コード3679)で、プライバシーマークも取得しています。会社としての素性は明らかです。「最悪」で検索されている中身の多くは、申し込んだあとに電話が来ることと、複数社から連絡が入ることへの驚きです。これは仕組み上そうなるもので、公式サイトも「まずカスタマーサポートから電話で連絡する」「紹介後は各社から直接連絡が入る」と明記しています。知らずに申し込むと驚きますが、隠されているわけではありません。

外壁塗装なら、どのサイトから申し込めばいいですか?

母集団が違います。本体のリショップナビはリフォーム全般の加盟約4,000社から最大5社、専門サイトのリショップナビ外壁塗装は塗装専門の全国500社から最大4社を紹介すると公式に書かれています。外壁塗装だけを頼むなら専門サイト、外壁と一緒に水回りなども考えているなら本体、という分け方になります。どちらも運営は同じ株式会社じげんです。

リショップナビ安心保証は、申し込めば自動で付きますか?

自動では付きません。公式によると、リフォーム会社を紹介したあとに届くメールに保証申込みフォームが記載されていて、工事請負契約の締結後14日以内に申し込む必要があります。さらに保証額は契約済みの工事請負金額の30%または600万円のうち低い額が上限です。100万円の外壁塗装なら30万円までということになります。倒産の事実が発覚してから14日以内の連絡も条件です。使うつもりなら、契約したらすぐ手続きしてください。

電話がしつこいと聞きました。メールだけにできますか?

公式FAQは「基本的にはお電話でのご連絡となりますが、メールやSMSでも承っております」としていて、運営事務局からの連絡時に相談するよう案内しています。ただし見積もりフォームでは電話番号が必須入力です。また紹介後は各リフォーム会社から直接連絡が入り、公式も「担当者の携帯電話から連絡させていただくケースもございます」と書いています。知らない番号からの着信がしばらく続く前提で申し込んでください。

紹介された会社が全部だめだったら、どうなりますか?

公式FAQは「追加でご紹介できる会社がある場合には、ご希望にあった会社を別途ご紹介できるよう対応致します」としています。カスタマーサポートに連絡する形です。ただし地域や施工内容によっては紹介できない場合もあると但し書きがあります。断ること自体は問題ありません。公式も「業者へその旨お伝えいただいて大丈夫です」と書いています。

個人情報はどこまで渡りますか?

公式は「リショップナビよりご紹介させていただくリフォーム会社のみにお客様の情報を送信させていただきます」としています。つまり紹介された会社には渡り、それ以外には渡さないという説明です。運営の株式会社じげんはプライバシーマークを取得しています。心配なのは渡る範囲より、紹介社数を増やすほど自分の情報を持つ会社が増えるという点です。最大5社まで頼めますが、必要な数だけにしてください。

現地調査なしで見積もりだけもらえますか?

公式FAQは「現地調査が必須となります」と書いています。これはこのサービスに限った話ではなく、外壁塗装では現地を見ないと面積も傷み方も分からないので、正確な見積もりは出せません。逆に、現地を見ずに金額だけ出してくる会社があったら、そちらのほうを疑ってください。

別の一括見積もりサイトと併用すれば、比較の幅が広がりますか?

併用する相手によります。株式会社じげんは外壁塗装まわりでリショップナビ、リショップナビ外壁塗装、外壁塗装コンシェルジュ、リショップナビ エクステリアの4つを運営していて、これはリショップナビ公式サイトのフッターで確認できます。同じ運営のサイトを2つ使っても、加盟店の母集団が重なる可能性があります。運営会社が違うサービスと組み合わせるほうが、比較の幅は広がります。

お祝い金はいくらもらえますか?

戸建ての外壁塗装なら、3,000円です。ただし本体のリショップナビではなく、外壁塗装コンシェルジュの「リフォームお祝い金キャンペーン」のほうです(リショップナビ本体の公式トップとFAQでは案内を確認できませんでした)。金額は契約額で段階になっていて、50〜200万円未満で3,000円。工事完了後90日以内にアンケートに回答してメールで申請する必要があり、自動では振り込まれません。なお公式ページには以前の表も残っていて、同じ帯が10,000円だった時期があります——金額は変わる前提で見てください。

なぜ無料で使えるのですか?

加盟している会社が、紹介料や手数料を払う仕組みだからです。施主側の負担はありません。ここから読み取れるのは、「その地域のすべての塗装会社から選んでいるわけではない」ということです。紹介されるのは加盟している会社の中からで、加盟には費用がかかります。だから一括見積もりは「候補を集める道具」として使い、地元の1社を自分で足すと、比較の幅が広がります。

市の助成金を使いたいのですが、紹介された会社で申請できますか?

会社によります。先に確認してください。外壁塗装に使える市の助成金には、「市内に本社がある業者に頼むこと」といった条件が付いていることがあります。一方、一括見積もりの紹介基準は公式FAQによると「お住まいの地域に近く」で、「近い」と「市内」は違います。運営事務局からの1本目の電話で「◯◯市の助成金を使いたいので、市内に本社がある会社を」と伝えてください。また多くの市は着工前の申請が条件なので、契約前に期限も確認してください。

このページには、なぜ体験談が載っていないのですか?

当サイトが利用者にアンケートを取っていないからです。持っていないものは載せません。「リショップナビ 評判」で出てくる口コミの出どころは、①公式サイトの「お客様の声」(キャッシュバックのアンケートに答えた人の声)②アフィリエイト記事の体験談(紹介料を受け取る立場で書かれたもの。このページも同じ立場です)③知恵袋やSNS(強い感情が動いたときだけ書かれる)の3つです。代わりに、公式に書いてあること・会社としての素性・自分が受けた対応の3つを見てください。とくに3つ目がいちばん確かです。

リショップナビの紹介料はいくらですか?

施主が払う額は0円です。——お金を払うのは紹介を受けた加盟会社の側で、その金額は施主向けのページにも加盟会社募集ページにも載っていません(2026年9月11日に確認)。紹介料の分だけ見積もりが高くなるかは分からないので、総額ではなく内訳で比べてください。

紹介される会社は、どうやって決まるのですか?

加盟会社が先に登録した「エリア」「施工箇所」「紹介数」がもとになります。——加盟会社募集ページに、希望の案件を必要な分だけ自動で紹介すると書かれています。つまり紹介されるのは、その地域・その工事を受けたいと登録していて、紹介数に空きがある会社です。紹介してほしい社数は、申し込み後の確認の電話で伝えられます。

リショップナビの運営会社はどこですか?

株式会社じげん(東京証券取引所プライム市場・証券コード3679)です。——同じ会社が、リショップナビ外壁塗装・外壁塗装コンシェルジュなど、一括見積もりのサイトを4つ運営しています。別のサイトで見積もりを取り直したつもりでも、同じ会社のサービスに申し込んでいることがあるので、申し込む前にサイトの運営会社の欄を見てください。

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